2013年7月23日火曜日

七つの森

普通に起きるつもりだったのに、いつも聞こえる目覚ましが三つ、どうしても聞こえなかった(としか思えない)ので、起きたときには仕事に行く気も失せる時間だった。シーツか枕カバー、お布団、何でもいいけど繊維の間に細かくなって入り込んで、もう消えて居なくなりたいと思ってひたすら目を閉じていた。そういう時は14時くらいまで全然動けなくて、起き上がったところで家から出られないので、台所で紅茶を飲むくらいしかやることがない。 17:00も過ぎてからやっとお化粧をして、ソワレの公演によろよろ出かけた。

うれしいとか楽しかったとか、そういう気持ちが長続きしなくて参る。携帯電話の電池は買って二年くらいすると全然もたなくなるけど、そういう感じ。気がつくといつものあれが広がって、台無しになっている。

18歳の友達に、劇場で久しぶりに会った。彼女に「去年初めて会ったときから今までどんどん綺麗になってると思います」と不意に言われて、それがお化粧のせいとかではなく本当だとすると、理由には心当たりがあったので恐縮してお礼を言った。彼女は、新高円寺の珈琲屋さんで私の写真を撮りたいと言ってくれた。それが今日一番うれしかったことなので、たとえ(私の欠陥により)気持ちが長続きしなかったとしても、また思い出せるように日記に書いておく。

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