2013年7月8日月曜日

蜜の眠り

ベッドに積み上げた洗濯物の山の中で目が覚めた。タオル、ストッキング、下着(上下)、Tシャツ、ハンドタオル、キャミソールなど。台所の電気もつけっぱなしだったし、浴槽にもお湯をはったまま流していなかった。昨夜、急に眠くなったところまでは覚えているのだが。洗濯物を律儀によけて寝ていたらしく、少し首が痛かった。起きてはりきってシーツ、枕カバー、ベッドの薄い敷物を洗って干した。(6時間後にやってくる壮絶な夕立で、この行為は無に帰すことになる)

お化粧の途中に折れた眉墨を拾って捨てようとしたら、小さな虫だった。あわてて小さく叫んで投げ捨て、ティッシュでつまんでつぶしたが、眼鏡をかけていなかったのでもしかしたらやっぱり眉墨の欠片だったかもしれない。ぜんぜん自信がない。落ちた眉墨は結局見つからなかった。真珠のピアスも片方落としたが、それは必死に探して見つけた。

芝居を二本観たあとに、人と本屋に行って別々のフロアを見てそれぞれお金を使った。
 
意外と自分が、神経質で純情なので困っている。そう遠くない真夏の朝にでも、いっそ溶けて消えてなくなりたい。

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