2013年9月2日月曜日

夢とか

よくつまづくので、階段から落ちるとか、敷居に引っかかって派手に転ぶとか、すぐに事故に遭う想像をしてしまう。このスピードのままハンドル急に切ったらどうなるだろう、ということを考えてしまって、高速道路や山道の急カーブなんかを走るのは、いつも怖い。でも、ひとりで車に乗るときはちっともそんなこと考えなくて、純粋に生への執着が増した状態になっている。無事に、できれば華麗に生還したいと強く思う。それに比べて、誰かと一緒のときは、どっちかっていうと、このまま走って異次元に抜けたりしないかな、とか、衝突して宙返りしたらどこまで身体が飛ばされるのかな、とか、本当にそうなっても文句は言えないくらい、いろんな想像をめぐらせて怖くなっている。

いきなり友達に連絡して、会いたい、と言ったことなどない人生を送ってきた。何にしたって遅すぎるなんてことはなくて、それを決めるのはただ私の思い込みだけである。

愛について(私が)語るなら、どんな話をするだろうか。愛とは、わかりあえないことをわかりあうこと。小さくてもいいからあなたにいいことがありますようにと祈ること。あなたの痛みを自分の痛みよりつらく思うこと。あなたが誤解されてたらそれを歯がゆく思うこと。胸の奥のロマンティシズムが死にそうなときは人工呼吸してほしい。夕暮れの歩道橋で、まだ少年のあなたに、いつかわたしに出会うことを教えてあげたい。

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