2014年2月20日木曜日

今だけは眠れそう

ふと鏡を見て、最近はほとんどお化粧もしていないのだけど「あれ、私ってこんな顔だったかな」というくらい、やすらいで覚悟を決めたような表情をしていたので、それについて尋ねてみたところ「ああ、前はそんな顔じゃなかったよ」と事もなげに言われた。具体的には、目のかたちも口角のあがりかたも以前とはまったく違うように見えることがあって、それはとてもよいことのように思える。

敵対関係にあるふたつのある国(軍?)があって、一方の国の武将が友好のあかしに花狩りに敵国の武将を誘った。花狩りというのは、レンゲツツジやヤマザクラの咲くころに野にゆき、蜜蜂を放して受粉させることを言う。敵国の武将はその誘いを受け、停戦は成立して和平が進むかに思われた。しかし前日のうちに、敵国の武将は花狩りの場所に行って蜜蜂たちを集め、自国の土地に咲く花のところまで誘導して「これからはこちらの場所で蜜を吸うように」と言い聞かせ、隣国から蜜蜂を盗んだ。これでは隣国の蜜蜂はいなくなり、実がならずに国は衰退する。敵国の武将はやはり敵のままだった。翌朝の花狩りの時間は迫る、というところで夢は終わった。

どうやら少し、追いつめられたり後ろめたさを感じているようだ。次は、家のお風呂の水があふれ、家中が首までプールのようになってしまい、洗濯物がゆらゆらただよって揺れる中を脱出する夢だった。地下駐車場を抜けてどこかへ逃げようとしたとき、職場の元上司Nと、可愛い後輩TとNが近づいてくる声が聞こえた。見つかってはまずい、と反射的に思い反対側へ逃げ、さらなる地下へ続くコンクリートの階段を降りようとしたところ、その階段の段差がひどく大きくて、足がつかずに宙づりになってしまった。困っていたら可愛い後輩Tが上から「大丈夫ですか?」と言って覗き込んでいるのが見えた。「あの、申し訳ないんだけど、手を貸してほしいの、お願い」と、私は小さな声で言って、Tの細い腕をつかみ、上まで引っぱり上げてもらった。そのあとはよくわからない安い居酒屋に一緒に行ったが、私は何もしゃべれずに押し黙っているばかりだった。

目が覚めてからもしばらく、まぶたのみを開閉して、毛布のあたたかさと曇った夕方の光を感じたまま横になっていた。黙ってこの日記を書いているので、部屋の中にはノートパソコンのキーボードを叩く音だけが響いている。

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