2014年2月4日火曜日

長期目標と中期プラン

私がわかってないとでも思っていたのかしら、何なの、ばかなの?と思うことはごくたまにあって、でも、私は自分に対する信頼が厚いところと全然頼りにしていないところが両方同じくらいあるので、そうした直感も素直に信じているわけではなく、世の中で一番浅はかなのは自分だと思っているのも本当だ。母などは「男の人なんて皆そうよ」と、私が大人になってからやたらと言うが、それは相手を甘く見ることを知った幸福な女の口ぶりであるとしみじみ思う。

思慮深く行動した結果、つまらない見落としをするのはやめたい。短期的には勝算がある。長期的に見てもおそらくプラスだ。でも、その中間の振れ幅で大負けする可能性がある。それはともかく(……ともかく、などと横に置いてしまうからこんな人生になるのだろう)「奪還」と「拮抗」が、これからの人生のテーマだ。

ペットショップにかわいい子犬がいて、二日も続けて見に行ってしまったことがあった。あまり私が食い入るように見ているので、お店の人が抱っこもさせてくれた。その子犬を思い出して幸せな気持ちでいたら、夜になって急に「犬がいたら家をあけられないよ」と言われて、私がその子犬をほしがるのを先回りして釘を刺された、と思った。「うん」と一言だけ言って、私はねむった。子犬が飼えないことは分かっていた。ほしかったわけじゃなかったのに何であんなこと言われたんだろう。ベッドの中で子犬を思い出して、声を出さないで泣いた。もうお店に会いに行っても悲しいだけだな、ということが分かってしまったからだった。

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