2014年4月6日日曜日

石に漱ぎ

咳き込んで目が覚めた。涙ながらにうがいをし、むせて、吐き気を催したので少し吐いた。あまりに身体をかがめていたので子宮近くが引き攣れて痛くなった。妊娠したのかも、などと思ったが、脳内でさまざまなシミュレートをする意欲がわかなかった。今書いたことはすべておぼろげなる記憶をたどって書いたもので、何時に何をしたか、細かいことはわからない。お風呂をためて入り直し、もう一度眠って5時に起きたら玉ねぎが炒めてあって、そういえば咳が止まらないのでお風呂がたまるまでの間に炒めたのだった。夢では道にあふれる魚卵を踏み、ドレスをやぶり、梯子をのぼった。

「タフでなければ生きられない。優しくなければ生きている資格がない」というのは、レイモンド・チャンドラーによる探偵フィリップ・マーロウの名台詞である。先日、ふとした流れからこの台詞に話が至り、しみじみと、ハードボイルドに生きたいものだと感じたのだ。"If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."というのが原文のようだが、私のつたない気持ちをこめて訳するなら「強くなかったら私は生きられない。優しい気持ちでいなければ生きている価値がない」としたい。

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