2014年11月12日水曜日

静かな人

今も、あの人が不機嫌に黙るのがいちばん怖くて悲しい。もう側にはいられない、とはっきりわかってしまうくらい。

昔の恋人とよりを戻す夢を見た。よりを戻すも何も、私の時計の針は遥か進んでしまっていて、戻りようもない場所に今流れ着いているのだけれど、とにかく夢ではそうだった。夢の中の私はそのことにすごく戸惑っていて、流されてしまったことにすごく不本意な思いをしていた。

好きだった人のことは、たいがい、もう怖くなってしまっている。

ほんと言うと、すこし考えてた、という彼に、正直びっくりしたし、それ以上に嬉しくて本当は泣きたかった。その場でそうするわけにはいかなかったので、後でこっそり思い出しては、何度か泣いた。

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